TPCマーケティング、敏感肌コスメ市場について調査結果を発表

粧業日報 2019年1月8日号 3ページ

TPCマーケティング、敏感肌コスメ市場について調査結果を発表
 TPCマーケティングリサーチは、2018年6月~10月にかけて、敏感肌コスメ市場に参入する有力企業を中心に調査を行い、スキンケア、メークアップ、ヘアケア、ボディケアからなる敏感肌コスメ市場についての調査結果を発表した。

 2017年度の敏感肌コスメ市場は、調査を開始した2006年度以来最も高い伸長率を記録し、前年度比8.2%増の737億円となった。

 この要因としては、「一時的な敏感肌」を感じる女性の増加、機能性アイテムの拡大、定番商品以外の育成が挙げられるという。

 実際、季節の変わり目や生活環境、体調などの変化で「一時的な敏感肌」を感じる女性が増え、使用ニーズが高まっているほか、花王の「キュレル」や常磐薬品工業の「ノブ」などがエイジングケアシリーズを追加するなど、「機能性」を訴求した商品が増加している。また、第一三共ヘルスケア「ミノン」のシートマスクや花王「キュレル」のリップクリームなどが好調で、従来の敏感肌コスメ市場ではあまり見られなかったアイテムで新客を獲得している。

 2018年度の敏感肌コスメ市場は、前年度比5.7%増の779億円を見込んでいる。

 ひと手間美容、機能性商品、内的・外的ストレスケアを追求したアイテムが伸長していることから、シンプル処方だけでは物足りなかった敏感肌女性の利用が拡大する見通しになっている。

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