花王、10年ぶりの大型洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」を投入

粧業日報 2019年1月28日号 1ページ

花王、10年ぶりの大型洗剤「アタック ZERO(ゼロ)」を投入
 花王は4月1日、これまでの洗浄の概念を変える画期的な衣料用濃縮液体洗剤「アタック ZERO(ゼロ)/アタック ZERO ドラム式専用」(想定価格=本体ボトル:400g/380g各350円前後、610g/580g各500円前後、ワンハンドプッシュ:400g/380g各500円前後、つめかえ用:360g/340g各300円前後、900g/860g各700円前後)を投入する。

 現行の「アタックNeo」を廃番とし、「アタック ゼロ」の育成に注力することで、初年度売上(2019年4~12月)は現行の「アタックNeo」の1.5倍の規模に相当する300億円を目指す。

 「アタック ゼロ」の本体ボトル価格が現行のNeoとほぼ同額となるため、現状よりも売上を100億円増やすためには、より付加価値のついた「ワンハンドプッシュ」や「ドラム式専用」の売れ行きが鍵を握ることになる。

 花王では、競合のボール状洗剤が簡便性により支持を拡大していることから、簡便性を備え、かつ適量を量れる今回の「ワンハンドプッシュ」はこの牙城を切り崩すことができると見ている。

 また、「ドラム式専用」は、比較的所得が高く、新製品に対する感度も高い層を主なターゲットに据えており、発売3カ月以内にこの層にいかにアプローチできるかがその後の定着を図るうえで重要なポイントになると捉えている。

 このため、片手で簡単に洗剤を投入できる斬新さや化学繊維についた皮脂汚れを落としきる洗浄力など、従来の超濃縮液体洗剤とは大きく異なる点をCMで大々的に訴求する必要があると判断。発売3カ月で1万GRP、年間で2万GRPという洗剤では過去最高レベルのCM投下量により、早期の浸透を図っていく。

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