アイスタイル・山田メユミ取締役、第9回化粧品開発展で特別講演

粧業日報 2019年1月29日号 1ページ

アイスタイル・山田メユミ取締役、第9回化粧品開発展で特別講演
クチコミ投稿や利用動向から見えてくる、
女性たちの「今」の消費傾向とは

 アイスタイルの山田メユミ取締役は1月30日、第9回化粧品開発展(COSME Tech 2019)の特別講演に登壇し、日本最大の美容総合サイト「@cosme(アットコスメ)」に寄せられた1420万件ものクチコミ投稿やサイト利用動向から見えてくる、女性たちの「今」の消費傾向について紹介する。

 特別講演に先立ち、見どころやポイントについて山田氏に話を伺った。

 ――アットコスメに寄せられるクチコミと、ベストコスメアワード2018受賞商品の顔ぶれを踏まえ、改めて2018年のトレンドを振り返ると。

 山田 受賞商品とアットコスメメンバーに実施したアンケートをもとに決定したトレンドキーワードから、いくつかの傾向が見えてきた。

 まず、失敗せずに自分に合った商品や、使い切れて無駄にならない商品が欲しいという女性のニーズが顕在化し、「ブルベ・イエベ」「ミニサイズコスメ」などが大きな注目を集めた。

 一方で、受賞商品を見るとプチプラ商品の割合が高く、手頃な価格帯の商品で新しいものを色々と試したいというような心理が窺え、消費意欲が比較的旺盛な年だったといえる。

 また、新商品が多かった2018年の中でも、ベストコスメアワードで2年連続の総合大賞を受賞した「リップティント」(オペラ)は手に取りやすい価格や、ミラーレスで簡単に美しく仕上がる利便性などが高く支持された。

 SNSが購買に大きな影響力を持つ時代だからこそ、売れる商品がさらに売れてヒットにつながることを改めて示した。

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