アンチエイジング、幹細胞培養液のパイオニアとして普及推進

週刊粧業 2019年1月28日号 8ページ

アンチエイジング、幹細胞培養液のパイオニアとして普及推進
 アンチエイジングは、2012年の創業以来、幹細胞培養液のパイオニアとして普及啓蒙に努め、幹細胞培養液を有効に活用すべく、様々な課題をクリアすることに取り組んできた。

 まず同社では、幹細胞培養液の有効活用に向け、幹細胞培養液成分のリポソーム化を進め、「SC‐MAX5.2」を作り出すことに成功した。これにより、幹細胞培養液の弱点ともいえる安定性とデリバリー性の改善が大きく前に進んだという。

 リポソーム化が必要な理由は、幹細胞培養液の働きの多くを担っているのがたんぱく質成分でり、熱や光、pHの変化で容易にその構造が変化してしまうからだ。

 実際、リポソーム処理をすることで、幹細胞培養液のタンパク質を安定的に供給することができるほか、肌に対する親和性を大きく向上させることもできるという。



 一般的に成長因子やサイトカインなどのたんぱく質が体内で働き、変化が起こるまでには時間がかかるとされており、幹細胞培養液に含まれるたんぱく質についても、それは同じと考えられる。つまりこれは、化粧品を使用してから体感を得るまでに時間がかかるということだ。

 継続して使用すれば幹細胞培養液の良さを十分に体感することができるが、使い始めに体感がないと、使用し続けることが難しくなってしまう。

 そこで「SC‐MAX5.2」には幹細胞培養液の働きをサポートし、短時間で体感を得られる「PROLIPHIL‐F4」と「VITA‐HA400」という2つの独自原料が配合されている。

 「PROLIPHIL‐F4」はコラーゲンの合成に関与するプロリダーゼに着目したペプチド、「VITA‐HA400」は肌に必要なビタミンCと低分子ヒアルロン酸を結合して効率的に供給するためのビタミンC誘導体であり、これらを同時に配合することで、短時間で体感を得られるようになった。

 また、幹細胞培養液を化粧品として活用するために最も重要なことは「安全性」であることから、同社の幹細胞培養液「ADSC‐CM」は幹細胞のドナーの適合検査や培養液のGLP9項目の検査など、韓国MFDSの厳格な化粧品原料基準に基づいて安全性をしっかり担保している。

 野中秀訓社長は今後のコンセプトとして、「クリーンビューティー」を提唱する。これは、有害な化学物質は否定しつつも、天然成分と厳選した純粋な合成成分を調和して、化粧品を製造していこうという概念であり、「クリーンビューティー」という考えのもと、科学的根拠に基づいた製品を提供していく。
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