ポイントピュール、国産ヒト幹細胞培養液を軸に提案

週刊粧業 2019年1月28日号 9ページ

ポイントピュール、国産ヒト幹細胞培養液を軸に提案
 ポイントピュールは、国産ヒト幹細胞培養液配合の化粧品OEMを軸に、同社独自の国産原料を活用した製品開発や、自社ブランドの魅力を「第9回化粧品開発展」で訴求する。

 同社が強みとする国産ヒト幹細胞培養液は、エイジングケアの注目成分で、含まれた成長因子が皮膚組織主力成分の再生力を向上させるほか、皮膚の老化や損傷を防止し、皮膚組織の再生を促すことも期待できるという。

 ブースでは、同社が独自に取得したデータをもとに製品提案を行う。

 「当社では昨年から、国産ヒト幹細胞培養液を配合したフェースマスクなどを中心に受注が伸びている。現在、当社製品に配合される原料で人気が高いのは、この国産ヒト幹細胞培養液と、ナノコロイド化した機能成分だ。ヒト幹細胞については、私自身がモニターになって試しているが、非常に有用であることを実感している。今回の展示でもこうした原料を組み合わせた製品を提案する」(大道敦社長)

 加えて、BtoC向けに展開する自社ブランド「琉スパ」などの製品紹介も行う。同社によると、ヒト幹細胞培養液を使用した「琉スパPlatinum美容液」も紹介する予定だという。

 また、「海洋深層水をベースとした機能性化粧品の開発と普及」により、2018年10月に海洋深層水利用学会より表彰を受けた同社は、久米島海洋深層水を活用した製品開発にも注力している。

 「通常であれば化粧品における水の効果は謳いづらいが、海洋深層水を当社の独自技術で生まれ変わらせた化粧品原料水『KM‐DSWP』は、ヒト線維芽細胞を用いたコラーゲン合成促進にも有用であることが立証されている。効果を謳える原料水ということもあって、当社のOEMの受注増加に大きく影響を与えている」(大道社長)

 メイドインジャパンの製品に関心を持つ顧客の増加や、海外への輸送が容易な沖縄で生産しているという立地のメリット、外国人スタッフの採用などが功を奏し、昨年以来、海外からの引き合いを徐々に増やしているという。

 こうした順調な業績を背景に同社は、工場設備の増強を実施。安定した生産体制で受注に対応できるようにしている。

 さらに、材料栽培までを網羅するオーガニック事業にも注力している。既に土壌規定の部分でJAS認定を取得し、厳格なトレーサビリティを基盤としたオーガニックコスメとしての展開に期待をかけている。

 「当社では、国産オーガニックの機能性原料をはじめとする約800種類の原料を取り揃えている。今回のブースでは、製品提案と同時に、サンプルなども持参する予定なので、是非ブースに立ち寄っていただきたい」(大道社長)
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