ホシケミカルズ、香り商品の開発で独自性を発揮

週刊粧業 2019年2月4日号 8ページ

ホシケミカルズ、香り商品の開発で独自性を発揮
 1975年に原料商社として創業したホシケミカルズは現在、化粧品OEMや容器製造なども幅広く手がける。

 同社で15年以上にわたり、香料を配合した化粧品開発を行う研究開発部の佐藤達也係長に話を伺った。

 ――研究開発において、どのような点が貴社の強みや独自性と言えますか。

 佐藤 当社は化粧品原料商社として、国内外の様々な香料メーカーと取引がある。

 そのため、化粧品づくりにおいては、他のOEMメーカーよりも香料や精油の種類を幅広く取り揃えることができ、クライアントの理想に近い香りが調合できることが大きな強みだ。

 ――研究開発では現在、どのような取り組みに注力していますか。

 佐藤 私は前職で香料メーカーの研究開発に携わっており、そこでの経験と化粧品OEMでの開発業務を併せ、香りだけでなく化粧品としての機能性や安定性を考慮しながら、香りで訴求する化粧品の開発に向けて日々研究を行っている。

 化粧品づくりにおいては、650種類以上の香料や精油の中から商品のコンセプトやターゲット、使用用途に合わせて最適な香りを選択・調合するだけでなく、機能性や安定性、テクスチャー、容器との相性などトータルな視点も求められる。

 香りは購買決定を左右する1つの大きな要素であり、商品価値を高める場合もあれば、逆に価値を下げてしまうこともある。

 香りは欧米のイメージが強いが、私が開発した商品が今後、世界でも認められるよう、さらなるレベルアップを図っていきたい。
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