ホルス、世界初に挑戦する原料開発で独自性

週刊粧業 2019年2月4日号 8ページ

ホルス、世界初に挑戦する原料開発で独自性
 化粧品原料開発と製品加工から製品のBtoC向けの展開までをグループで手がけるホルスは、「世界初」を謳える新原料の開発に注力している。

 同社の研究姿勢について、三井幸雄社長に話を伺った。

 ――化粧品原料開発に取り組み始めたきっかけをお聞かせください。

 三井 私は長く製薬会社に勤め医療用の薬品を扱っていたが、49歳の時に起業しようと考えた。

 薬剤師の国家資格と医学博士を取得していたので、医学・薬学の知見を化粧品に活かそうと、原料開発に取り組み始めた。

 ――研究者として心がけていることはありますか。

 三井 化粧品には中身と、容器・パッケージ、効果を裏付けるデータが必要になる。この中でも研究者は、中身を考えること、つまり世界初の原料開発に取り組んでいかなければならない。

 当社が取り組んできた世界初の原料には、プラセンタエキスを酵母・黒糖で発酵させた「発酵熟成プラセンタエキス」、医薬部外品にも添加剤として配合可能な「油溶性プラセンタエキス」、難病の新たな治療法として注目されている羊膜を化粧品・健康食品へ配合することを可能にした「羊膜エキス(馬由来)」、化粧品に配合できる「酵母331株」がある。

 現在も「世界初」の原料開発に取り組んでおり、「世界でも当社だけができる」という強みをつくりだすことが、当社の独自性につながっている。

 一方、「世界初」と正式に謳えなくても、新原料開発や、リニューアルした安価でより良い原料開発にチャレンジする必要がある。いずれにおいても、有効で安全性の高い「有用性」のある製品を追求しつつ、新原料開発を継続することこそが、研究者の心得だと思う。
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