オルビス、宅配ボックス5000個をモニター配布

粧業日報 2019年2月13日号 6ページ

オルビス、宅配ボックス5000個をモニター配布
 オルビスは、宅配クライシスの主要因として社会課題となっている再配達の低減を目的とし、業界最大規模となる顧客5000名を対象にしたオリジナルの宅配ボックスのモニター配布を7月に実施する。

 近年のEC市場の拡大に伴い宅配便の取扱個数が増加する中、約2割が再配達にまわっており、トラックドライバーの労働時間のうち年間約1.8億時間(年間約9万人相当)が浪費され、「宅配クライシス」を深刻化させる大きな要因の1つとなっている。

 こうした中、内閣府が実施した「再配達問題に関する世論調査」では、再配達を減らすための有効な手段として「宅配ボックスの設置」が2番目に挙がるなど、宅配クライシス解決の切り札と位置づけられている。

 そこで今回、同社では再配達率低減の効果実証・顧客の利便性向上を目的とし、オリジナルの宅配ボックスを5000個製作、3月以降に年間購入金額の高い会員顧客に対しモニター参加についての応募を受け付け、抽選のうえ7月に配布する。

 宅配ボックスは株式会社ナスタが企画・製作した布製の簡易設置タイプで、オルビスのオリジナルデザインが施されており、オルビス以外の荷物も受け取ることができる。

 同社は今回のモニター配布の結果を確認し、効果が認められた場合は将来的に販売を検討する等、宅配クライシスの解決に積極的に取り組んでいく。
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