仙台三越、2館体制で東北で唯一の化粧品ブランドも品揃え

週刊粧業 2019年2月11日号 7ページ

仙台三越、2館体制で東北で唯一の化粧品ブランドも品揃え
 仙台三越は、仙台市営地下鉄「勾当台公園」駅から徒歩1分、JR仙台駅からタクシーで10分の場所に立地している。百貨店の中でも珍しく2館に別れた化粧品コーナーは、個々の売場に合わせたブランド展開によって、インバウンド需要が少ない状況でも、売上を順調に伸ばしている。

 この背景には東北でも同店でしか販売していないブランドによる差別化、リピートにつなげる様々なサービスがあるという。こうした同店の取り組みについて、営業統括部婦人雑貨担当ブランド・アクセサリー兼化粧品セールスマネージャーの菊地雅弘氏と営業統括部広報担当課長の遠藤深雪氏に話を伺った。

希少性の高いブランドの導入で
近隣県からの来店誘致に成功

 同店は、通常の百貨店のように1館にまとまった化粧品コーナーを持たず、本館と定善寺通り館のそれぞれに化粧品コーナーを設けている。

 本館の隣に面している定禅寺通り館は、かつてファッションビルとして運営されていたが、2008年に三越に改装。化粧品コーナーの増床が行われた。

 そのため、伸長が期待される人気ブランドを定禅寺通り館が扱い、これまで扱ってきた定番ブランドを本館が扱う2館体制になった。

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