ポイントピュール、関東と関西に営業所の新設を計画

週刊粧業 2019年2月25日号 14ページ

ポイントピュール、関東と関西に営業所の新設を計画
 沖縄県久米島で化粧品受託製造業を展開するポイントピュールは、化粧品開発展を終え、国内の顧客対応の充実を図っている。

 今年は、関東と関西に営業所の新設を計画し、サービスの迅速化を図ろうとしている。

 2019年の取り組みについて、大道敦社長に話を聞いた。

 ――1月の化粧品開発展はいかがでしたか。

 大道 今回は、再び国内をターゲットにしてブースを出展したので、国内のお客様を中心に国産ヒト幹細胞培養液などを活用した機能性の高い製品開発に注目していただいた。

 那覇空港が物流においてハブ化してきたことで、立地のメリットにも関心が集まった。

 また、沖縄のイメージや沖縄独自の素材が豊富にあるおかげで、韓国・台湾・香港などの海外のお客様から、天然・ナチュラルの製品の引き合いが強くなってきた。

 ――生産面はどのような状況ですか。

 大道 現在、製造釜を3倍に増やして製造量の強化を図ろうとしている。各種充填機についても導入を進め、現在の2.5倍の規模を達成できるように整備している。

 この製造量に併せて、シール貼りなどの細かい作業や、仕上げ作業の機械化も行っている。

 今年は、機械関係の設備投資を中心に実施していくが、将来的に第2工場建設を視野に入れる段階になってきた。そのため、こちらも少しずつ検討していきたい。

 直近の課題はGWの10連休への対応であり、現段階から生産計画に即して、毎日の生産に注意を払っている。

 ――今年の見通しをお聞かせください。

 大道 久米島を拠点とする当社は、付加価値の高い製品を展開しているので、運送コストを差し引いても十分な利益を出している。

 しかし、既存顧客への対応を迅速化するためには、沖縄では限界がある。そこで、今年中に、関東圏と関西圏に営業所をつくることを計画している。

 拠点を1つつくるだけでも、ビジネスチャンスを2倍、3倍に増やしていけると考えている。

 去年からの売上の伸びに伴って、大手企業からのOEMにも対応できるGMPや支払い体制を整えてきた。

 充実させたサービスへ評価が集まることにも期待している。
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