ポーラ、AI導入で個肌対応の「アペックス」を進化

粧業日報 2019年3月15日号 1ページ

カンタンに言うと

  • わずか3分という短時間で862万通り(現在の3.3倍)の中から1人1人に合った最適な化粧品を推奨するサービスを実現した。
  • 2019年7月に商品・肌分析技術を一新、初年度売上120億円めざす。
ポーラ、AI導入で個肌対応の「アペックス」を進化
 ポーラは、独自の肌分析技術に基づき、1人1人に適したスキンケアを顧客とともに創り上げるパーソナライズドスキンケアブランド「アペックス」の商品・肌分析技術を一新し、7月8日より7アイテム(9000円~1万7000円)を発売する。

 発売初年度である2019年の年間売上は120億円規模を目指す。

 アペックスでは現在、256万通りのパーソナライズドスキンケアを提供しているが、店頭で簡便かつ高精度に肌深部の状態を分析することができるAIを搭載した業界初の新技術を導入することにより、14秒の動画から170万個もの膨大な情報を収集しながらも、わずか3分という短時間で862万通り(現在の3.3倍)の中から1人1人に合った最適な化粧品を推奨するサービスを実現した。

 肌分析では、これまで1枚の肌画像から5000個にのぼる特徴を抽出し、表皮と真皮の分析を行ってきたが、新技術の導入により現状の340倍(170万個)にのぼる情報収集が可能となるため、今の肌の強み・弱みなど「肌のコンディション」はもちろん、5年後・10年後のために今から高めておくとよい力、肌の可能性など「肌のポテンシャル」をも知ることができるようになる。

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