黒龍堂、唯一無二の商品を開発し売上拡大

C&T 2018年12月17日号 90ページ

黒龍堂、唯一無二の商品を開発し売上拡大
 黒龍堂は111年の歴史を持つ企業であり、長く愛されるロングセラー商品を多数販売している。

 同社の商品は、かゆいところに手が届くような便利なものが多く、ユーザーのニーズに的確に応えることで売上を伸ばしている。

 インバウンドでの売上も多いため、日本国内にとどまらず海外にも目を向けている。

 成長を続ける同社が長年ユーザーに愛される理由や大切にしていることを探るべく、化粧品事業部開発部商品開発課の山田素子課長に話を伺った。

季節ごとに変わる主力商品
根底には共通したこだわり

 同社は、秋冬・春夏と季節ごとにそれぞれ軸となる商品を販売しており、秋冬は、ワセリンをジェルにした「ハイスキン モイストジェル」(190g1200円)を主力商品としている。

 保湿力の高さが特長のワセリンだが、ベタベタしてしまい肌への感触が悪いことが難点だった。

 そこでワセリンをジェルに配合することで、ワセリンの長所である保湿力はキープしたまま、ベタつかず伸びのよいテクスチャーにしているという。

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