資生堂、「ファンデーション革命」推進で市場活性化へ

粧業日報 2019年3月25日号 2ページ

カンタンに言うと

  • ファンデーションにネガティブな印象を持っている女性が約6割おり、ポジティブなイメージへの転換で28%の使用者拡大の先導役に。
資生堂、「ファンデーション革命」推進で市場活性化へ
 資生堂は、「ファンデでスキンケアする」という新習慣を作り出し、新市場を創造すべく「ファンデーション革命」を推進する。

 同社の調査(全国15歳~69歳女性2万人)では、「女性がファンデーションをつけている時間が年3500時間もある」ということが明らかになった。また、全国の15歳~69歳女性4123名に対して行ったインターネット調査(2018年7月)では、約6割の女性が「ファンデーションは肌によくない」というネガティブなイメージを持っていたり、ファンデーションを使っていない、もしくは使用をやめていたりしていることがわかった。

 そこで同社では、ファンデーションのネガティブなイメージをポジティブに転換させるべく、素肌までキレイにする薬用スキンケア効果と、美しい仕上がりを両立させた「薬用ケアハイブリットファンデ」を開発。求める「スキンケア効果」となりたい「仕上がり」で選べるラインナップを、様々なブランドで今後展開していくことで、ファンデーションに積極的なユーザーはもとより、ノンユーザーやネガティブユーザーを取り込んでいき、ファンデーションの使用者を現状よりも28%増やす先導役を果たすことにより、市場活性化につなげていく。

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