大塚商会、化粧品製造業が抱える課題の解消へ「ブレンジン」を提案

週刊粧業 2019年4月15日号 30ページ

大塚商会、化粧品製造業が抱える課題の解消へ「ブレンジン」を提案
 「化粧品の生産業務に現状のシステムがマッチしていない」「エクセルで各担当がバラバラに管理して共有化されていない」「配合ミスや出荷ミスを防止したい」――。

 大塚商会では、このような化粧品製造業が抱える生産業務の課題に対し、2011年に生産管理システムの開発を行うアート・システムとソフトウェア開発を行う連結子会社のOSKと3社共同で、中堅・中小の化粧品製造業向けの配合型生産管理システム「生産革新Blendjin(以下、ブレンジン)」を開発した。

 同社の佐藤哲也氏(マーケティング本部業種SIプロモーション部製造業担当課長代理)は、ブレンジンの開発に至った経緯について「生産管理システムは当時、機械製造などの組立業向けがほとんどで、原材料を配合してモノづくりをする化粧品製造に特化したものが少なかった。



 さらに、このような複雑な処方や配合パターンに対応した製造業向けの生産管理システムは、中堅・中小の化粧品製造業にとって導入コストが高額で手が出しにくかった。

 そこで、当社ではスタンドアローン(PC1台の運用)で約500万円からリースも可能なうえ、月額のランニングコストが4~5万円と価格面で導入しやすいブレンジンを提案し、配合を中心とする製造業特有の業務を幅広くサポートしている」と説明する。

 ブレンジンは、配合表(レシピ)に基づいて製品づくりを行う配合系製造業に特化した生産管理システムで、化粧品製造における複雑な処方・配合パターンや在庫管理に対応する。

 このほか、原材料やバルク品などの発注・在庫管理(図参照)から、生産計画・生産指示・完成報告・原価管理にも幅広く対応し、「受注から製造、販売までの一連の流れを製販一体型パッケージとして提供」(佐藤氏)することで、充填や配合を中心とする化粧品製造業の業務を強力にバックアップする。

 ブレンジンを含む生産革新シリーズは現在、生産管理システムのカテゴリーにおいて、年商500億円未満の製造業で導入シェア№1の実績を誇り、中でも50億円未満の企業への導入が多いという。

 「昨今の働き方改革のトレンドを踏まえ、これまではその人にしかできなかった属人化された作業を、他の人でも共有できるようシステム化を検討する企業が増え、それに伴って受注や問い合わせ件数も伸びている。また、ブレンジンの導入でこれまで人が管理していた在庫管理の精度が向上し、自動発注によって省力化につながったという好事例も出ている。生産管理システムは難しいというイメージを持たれがちだが、当社では専門組織『製造SP』が導入後の実稼働までしっかりサポートするほか、ライブ配信でオンラインセミナーを毎月開催し、導入企業の参考事例なども紹介している」(佐藤氏)
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