日光ケミカルズ、これからのライフスタイルをテーマに新原料を提案

週刊粧業 2019年5月13日号 14ページ

日光ケミカルズ、これからのライフスタイルをテーマに新原料を提案
 日光ケミカルズは、コロイド化学と皮膚科学をベースにグループ企業7社の総合力を活かし、幅広いニーズに応えるトータルサポートサービスを展開している。さらにグローバルネットワークを活かして世界中に、安全・安心で安定供給可能な原料を展開している。

 今回の展示会では、「これからのライフスタイル」をテーマにした紹介に注力している。

 同社は、新たな時代の化粧品コンセプトを発信すべく、会場内で配布する冊子「NIKKOL WORLD CHEMICAL MAGAZINE」を作成。海外からの顧客にも対応すべく英語版・中国語版も用意し、ボーダーレスなライフスタイルにふさわしいコンセプトを訴求している。

 「この冊子では、『Realism』、『Downshifting』、『Dewks』、『Diversity』という4つのライフスタイルに合わせて、スキンケアからメークまで幅広く原料や処方を提案している。これらのコンセプトを製品のソリューションにつなげていただいたり、アイデアとして考えていただくきっかけにもなればと思う。また、研究者にも楽しんでいただくことを考え、冊子後半部で当社が扱う特徴的な原料も記載している」(マーケティング推進部 マーケティンググループ 原京子氏)

 ブースでは、1970年代から2010年代にかけて流行した製品と時代背景、同社の歴史を年代別に前面に売り出し、奥で4つのコンセプトと注力原料を中心に案内していく。

 「ブースのテーマは『近未来』で、これからどんな時代になるのかワクワクしながらブースへ入れるようになっている。ブース奥では、新原料『NIKKOL ニコソーム PV』、高機能メーク粉体『NIKKOL FONCOAT』シリーズ、『NIKKOL グリシン亜鉛コンプレックス』、自然由来の水系増粘・分散体『アウロ・ヴィスコ』と、4つの注力原料を紹介している」(原氏)

 新原料「NIKKOL ニコソーム PV」は、経皮吸収促進効果を有するベシクル素材で、配合原料の最適化により有効物質の経皮吸収を高め、成分の有効性を向上させるという。

 「同品は、レシチンを用いた一般的なリポソームと異なり、非イオン界面活性剤を使うことでより安定性に優れた製品になっている。今回の技術発表でも、この製品についてデータも含め詳細に説明していく」(営業部 第二グループ チーフ 佐藤貴広氏)

 技術発表では、これら4つの原料を報告する。

 5月15日には、E会場で「NIKKOL FONCOAT」シリーズ(10時15分~45分)、F会場で「NIKKOL ニコソーム PV」(14時55分~15時25分)を紹介する。

 続いて、5月16日にC会場で「アウロ・ヴィスコCS」(アウロ・ヴィスコは同社の商品商標、14時15分~45分)を、5月17日にC会場で「NIKKOL グリシン亜鉛コンプレックス」(12時40分~13時10分)を説明していく。
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