ビタミンC60バイオリサーチ、CITE Japanで独自の取り組みを訴求

週刊粧業 2019年5月13日号 15ページ

ビタミンC60バイオリサーチ、CITE Japanで独自の取り組みを訴求
 化粧品原料の開発・販売を手がけるビタミンC60バイオリサーチは、第9回CITE Japanにて、新データを取得したフラーレン原料の紹介を軸に、同社独自の取り組みを伝える。

 今回の展示は、2月より発売を開始しているミネラルオイルを使用しないヘアケア原料「ヘアーシャイニーフラーレンミネラルオイルフリー」を含む、6種類のフラーレン原料や米国からの輸入原料を中心に提案を進める。

 フラーレン原料については、新たに日やけ止め原料との相乗効果に関するデータを取得。化粧品開発展で公開したシワ改善に関する新データとともに、ブース内で詳細に紹介している。

 「紫外線に強いフラーレンはサンケアにも最適な原料であり、今回の新データで新しい魅力を伝えていく」(林源太郎社長)

 5月16日に開催される技術発表(10時15~45分、A会場)でも、「フラーレン最新情報と、天然化粧品処方に最適な素材のご提案」と題し、フラーレン原料の最新情報を説明していくという。

 一方、輸入原料では、AE Chemie社の100%天然由来の植物オイル・可溶化剤・乳化剤や、Nexthia社のNeosome EM Ultrafillなどのナチュラル素材を案内している。

 「オリーブ由来の植物性スクワランにフラーレンを溶解させた化粧品原料『リポフラーレン』は、自然由来指数が0・9997以上と非常に高い製品になっている。こうした自然由来指数の高いフラーレン原料と、100%天然由来の植物オイルや可溶化剤などで作ったシンプルでナチュラルな処方も提案する。ブームになりつつあるミニマリスト向けにも提案できると考えている」(林社長)

 ブースでは、6つのフラーレン原料をモチーフとしたイメージキャラクターを壁面に配置。各原料のイメージを来場者へ伝えることで、製品の認知向上につなげる。

 「たとえば、当社の主力となっているフラーレン原料『ラジカルスポンジ』は、水溶性のため、多くの製剤に配合することができる。そこで、『何でもできるキャリアウーマン』をイメージキャラクターにし、原料自体が持つイメージを来場者の記憶に残りやすいようにしていく」(林社長)

 同社は、開発された製品の開発秘話や、製品のレビューレポートなどを掲載する「フラーレン美ラボ」などを通じて、消費者へのフラーレン啓蒙活動を実施し、メーカーの販促活動を支援している。

 さらに、メーカーとの共同販促活動として、ブロガーを活用したレビューによる製品プロモーションなども展開している。

 原料メーカーとしては、独自といえるこうした取り組みをオリジナルのチラシに纏め、ブースで配布することを予定している。

 「フラーレン原料は、中国INCIに対応しているため、中国のWeChatを活用した情報発信も実施している。最近の調査によると、フラーレンを知っている消費者が35.7%と認知度が上昇してきている。今後もフラーレンの認知度を上げ、当社の顧客の売上を伸ばすために、引き続き啓蒙活動を行っていくつもりだ。これらのサービスや、当社の製品・技術を、会場でより多くの人々に伝えていきたい」(林社長)
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