成和化成、CITE Japanで新規原料を含む技術発表8題に挑む

週刊粧業 2019年5月13日号 15ページ

成和化成、CITE Japanで新規原料を含む技術発表8題に挑む
 化粧品・医薬部外品の機能性原料メーカーである成和化成は第9回化粧品産業技術展にて、2つの新製品(Silasoma SP/Aminoreact TsV)を含む自社開発原料と、国内代理店であるSEPPIC社(本社=フランス)の新規原料から、計8題の技術発表を行う。

 企業ブースでは、技術発表を行う製品を中心に、スキンケアからヘアケア、スカルプケア、UVケアなどに使用できる機能性原料を幅広く揃え、自社の研究開発技術力とマーケティング力をアピールする。

 新規原料の一つ「Silasoma SP」は、通年使いが定着したUVケア製品のUV防御効果の付与に最適なSilasomaシリーズとして開発されたアミノ酸カプセル(UVカットカプセル)。既存のUVケア製品のリニューアルやシリーズ展開に適したUVケア原料として、初日の15日に技術発表を行い、UVケアの付加価値を高める新たなアプローチ法を紹介する。

 もう一つの新規原料「Aminoreact TsV」は、髪のエイジング悩みを根本から解決に導く高機能ヘアケア原料。2日目に行う技術発表では、毛髪内部まで浸透して加齢による髪のハリ・コシ感の低下を回復させる効果(グラフ参照)をわかりやすく紹介するとともに、ロングセラーの「加水分解ケラチン(PPT)」シリーズの効果も改めて提案していく。

 さまざまなアプローチで髪のエイジングの改善を提案し、効率よく根本的なエイジングケアへと導く商品開発につなげる。

 PPTシリーズとともに研究開発を強化している「ビタミンC誘導体」シリーズは、安定性の高さと感触の良さを両立させた汎用性の高いベーシックタイプと、悩み・ニーズ別に対応する高機能タイプをラインナップしている。

 今回は、高機能タイプの理解促進を図る考えで、「オートファジー」の働きでシミ・シワを改善する「Amitose HGA」、環境ストレスによる敏感肌をケアする「Amitose 3LGA」など近年問い合わせが増えている製品を軸に技術発表を行い、ビタミンC誘導体によるトータルエイジングケアを紹介する。

 フランス・SEPPIC社からは、日本の美容トレンドを踏まえ、植物由来の美白有効成分「SEPIWHITE MSHQD」、シワ・たるみを改善する「SEPILIFT DPHP」、スカルプケア・アクネケア用途の「LIPACIDE C8G」、シリコーン代替の植物性オイル「EMOGREEN」に関する技術発表を行う。

 また、ブース内では、SEPPIC社の新規原料として「FLUIDIFEEL EASY(低粘度O/W型乳化剤)」と「SEPLIFE NUDE(植物由来由来指数の高い乳化増粘剤)」を紹介する予定で、同社は「どちらもユニークな特性をもつ新しい乳化剤になる。来場者の反応を見ながら、日本での紹介を進めていきたい」と期待感を高める。
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