本州印刷、CITE Japanでワンストップソリューションを紹介

週刊粧業 2019年5月13日号 17ページ

本州印刷、CITE Japanでワンストップソリューションを紹介
 1964年創業の本州印刷(陣野公司社長)は、半世紀以上にわたって培ってきた化粧品パッケージ製造の豊富な実績に加え、グループ会社(ノアプランニング・本州シーリング)との連携をもとに、パッケージデザインから印刷、製造まで一貫したワンストップソリューションを提供している。

 6小間を構える今回のCITE Japanでは、「パッケージ」「デザイン」「シール・ラベル・軟包材」「不正流通対策」の4つを中心に紹介する。

 堀田晋司営業本部次長はその狙いについて、「パッケージ製造だけにとどまらない、幅広い提案が可能な当社のワンストップソリューションを広くアピールしていきたい」と説明する。

 パッケージでは、商品をより魅力的に表現する様々な加飾技術と売れる形状を提案する。数ある中でも、シルク印刷と箔押しの技術を合わせた特殊印刷「擬似ラインストーン」は低コストで量産適正があり、オリジナリティと高級感を表現することが可能で、ラインストーンを散りばめたようなデコレーションにより、他社商品との差別化を図ることができるという。

 細井力専務は、「特殊なシルク印刷をベースとし、これまでにない全く新しいパッケージのビジュアルを提案したい」と意気込みを語る。

 デザインでは、化粧品・健康食品に関わるパッケージや容器などを主とし、SPツール(店頭プロモーションや什器・販促物)の企画デザインを行うグループ会社・ノアプランニングのデザイン力を前面に打ち出していく。

 細井専務は、「化粧品・医薬品・健康食品を主として、パッケージデザインに高い評価を得ており、お客様からの受注が年々増えている」と語り、デザイン力の高さをアピールする。

 シール・ラベル・軟包材では、アテンションシールなどの受注増加にともない、2018年8月にシール・ラベルの製造を行う本州印刷グループ2社(三誠社・三輪印刷)を統合し、新会社「本州シーリング」を設立した。

 これに合わせて製造工場を新設し、平圧機と凸版輪転機に加え、オフセット6色機(ノリゴロシ付)とカメラ搭載型巻き返しラベル検査機を新規導入するなど、シール・ラベル製造を内製化したことでフレキシブルな納期対応が実現した。軟包材に関しては、製造メーカーの協力のもと、コスト・品質・納期を徹底管理し、小ロットなどのニーズにも柔軟に対応する。

 不正流通対策では、日本製化粧品の輸出拡大に伴い、海外における自社製品・ブランドイメージの保護に対する企業ニーズが高まりを見せていることから、同社が独自開発した「トレーサビリティシステム対応+独自の対策コード発行」(実用新案取得・特許申請中)により、不正な流通経路を高い確率で認識・特定するという。

 「今回の展示会では単にパッケージだけでなく、不正流通対策やラベルシール、デザインに至るまでトータル提案ができる我々の強みをアピールしていきたい」(細井専務)
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