エア・ウォーター・ゾル、新研究所を建設し化粧品の開発強化

粧業日報 2019年5月16日号 3ページ

エア・ウォーター・ゾル、新研究所を建設し化粧品の開発強化
 エアゾール製品や化粧品のOEM事業を展開するエア・ウォーター・ゾルは、茨城工場(茨城県小美玉市)の敷地内に、研究開発体制の強化に向けて新研究所「エア・ウォーター・ゾル Value Creation Laboratory(バリュー・クリエーション・ラボラトリー)」を建設する。

 新研究所は、鉄骨造3階建て・延床面積2632㎡で、2019年7月に着工し翌20年1月の開所を予定している。

 エアゾール製品に加え、化粧品(液体充填品)の製品開発に向けた環境を整える予定で、研究設備機器も含めた総投資額は約8億円になる見通し。

 同社は、人体用品、家庭用品、塗料、工業・自動車用品のエアゾール製品の受託製造を主力事業とする中、近年は国内外で需要が拡大している化粧品(液体充填品)のOEM市場にも本格参入しており、昨年11月には茨城工場内に化粧水や乳液、美容液など液体充填品の製造を主とする新工場(第2工場棟)を竣工・稼働させた。

 工場に続き、研究所を新たに建設し、生産と研究の連携により効率的かつスピード感のある製品開発体制を構築していく。また、高品質・高付加価値を訴求した化粧品の処方・製品開発を推進することで、化粧品OEM事業のさらなる育成強化を図る。

 同社は、茨城工場敷地内にエアゾール製品の研究・開発を行う研究施設をもつが、新研究所は既存の研究施設の約4倍の面積に広げ、官能評価室や恒温高湿室を設け、真空乳化機、肌機能測定機などの研究設備機器も充実させる。

 また、研究開発に関わる人員も現在の30名から50名体制に増やす予定だという。
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