コーセー小林社長、中期計画と長期ビジョンを説明

粧業日報 2019年5月20日号 1ページ

コーセー小林社長、中期計画と長期ビジョンを説明
 コーセーは5月8日、記者ミーティングを開催し、原谷美典執行役員が2018年度(2019年3月期)の決算報告を行った後、小林一俊社長が「VISION2026」の進捗状況と今後の取り組みについて説明した。

 同社では、「『究極の高ロイヤリティ企業』として、世界に通用する多様な価値観に応えられる商品・ブランドを提供し、世界中の人々になくてはならない存在になることを目指していく」(小林社長)ことを将来像としてしっかりと明示し、「VISION2026」の最終年度である2026年度終了時点で「Euromonitor Premium Beauty and Personal Care Ranking」にて世界トップ8入りを目指す。

売上・利益とも過去最高更新

 2018年度連結業績(日本基準)は、売上高が前期比9.8%増(為替影響を除く実質9.9%増)の3329億9500万円、営業利益が8.3%増の524億800万円、経常利益が11.3%増の539億7600万円、当期純利益が20.9%増の370億400万円となり、売上高は6期連続、営業利益は5期連続で過去最高を更新した。営業利益率は0.3P減の15.7%で、長期ビジョンで掲げる16%以上をやや下回る形となった。

 売上高の内訳は、化粧品事業が11.0%増の2549億円、コスメタリー事業が4.6%増の746億円、その他が37.4%増の33億円となっている。

 増収の内訳は、日本が123億円(インバウンド増加分77億円含む)、アジアが162億円、北米が6億円、その他が4億円。なお、アジア・北米・その他の増加分のうち、タルト増加分は4億円となっている。

 価格帯別でみると、ハイプレステージが4.0%の増収、プレステージが26.0%の増収、コスメタリーが4.6%の増収となった。

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