花王、神奈川県鎌倉市で「リサイクリエーション」を実施

粧業日報 2019年5月28日号 5ページ

花王、神奈川県鎌倉市で「リサイクリエーション」を実施
 花王は、使い終えたものからよりよいモノを創り出す「リサイクリエーション」の一環として、神奈川県鎌倉市にて地域住民やパートナー企業との協働により、洗剤やシャンプーなどの使用済みのつめかえパックを回収し、再生樹脂に加工して提供する活動を推進している。

 2016年からは、ガールスカウト神奈川県第3団の協力のもと、使用済みのつめかえパックの回収を実施しており、回収されたパックは「おかえりブロック」と名づけた、組み立て・再利用が容易なブロックに再生加工され、地域で役立てられている。

 また、パックから作成したブロックを使用して、「未来のかまくらを考えよう」をテーマにしたワークショップなども開催している。

 2017年からは、鎌倉市に加え、鎌倉を拠点として活動するNPO法人カマコンや面白法人カヤックといったパートナーとともに、新たなプロジェクトを開始。地域住民や学校、行政、パートナー企業の協力のもと、2017年10月~2018年5月までで4万1025枚のつめかえパックを回収し、等身大の江ノ電と、鎌倉にゆかりのあるキャラクター「オチビサン」のベンチを制作した。

 その後、江ノ電として使用したブロックは新たに市民生活に役立つものへ形を変え、小・中学校、駅などで活用されている。今回江ノ島駅に設置されたベンチにも、このブロックが使用されている。

 現在も回収が続けられており、鎌倉市立小・中学校の全校25校、公立保育園など6園、江ノ電鎌倉駅など3カ所の、計34カ所に回収ボックスが設置されている。

 今回、このブロックで作成したベンチが、江ノ島電鉄(江ノ電)の江ノ島駅休憩室に設置され、4月25日に寄贈式典が実施された。
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