ユニファースト、化粧ポーチを軸に多彩なノベルティグッズを提案

C&T 2019年3月15日号 86ページ

ユニファースト、化粧ポーチを軸に多彩なノベルティグッズを提案
6期連続の2ケタ増収増益めざす今期は
「対応力」と「生産ネットワーク」の強化へ

 6期連続の2ケタ増収増益を目指す今期は、アメニティや雑貨の自社ブランドの開発を推進し、OEM事業に次ぐ新たな柱の育成にチャレンジする。

 主力のノベルティグッズOEMでは、同社が強みとする「対応力」と「生産ネットワーク」の強化をさらに進めていく方針だ。

 対応力の強化では、社員全員のパフォーマンスを向上する取り組みを最優先課題とし、定期的な社員研修と社員間の情報共有を徹底してチームで顧客に対応できる体制を整備するほか、サプライヤーとの関係強化に注力していく。

 アジア圏を中心に生産ネットワークを展開する同社では、様々な地域での特性を生かしながら、品質に関してはあくまでも「日本クオリティ」を基準としている。生産地には経験豊富な管理スタッフを派遣し、製造工程ごとに複数回のチエックを重ね、第三者検品を導入するなど品質管理を徹底している。

 今後は納期対応のさらなる強化に向けて、中国の提携工場(山東省・上海)以外にASEANでの生産拠点の開拓を進めていく。既にベトナムとカンボジアではスポーツバッグのOEM生産を開始し、今後は化粧ポーチにも対応していくという。

 「デザイン力だけではなく、こうした製品の安全性や品質といった生産クオリティ全体がお客様から高く評価され、化粧ポーチをはじめとするノベルティグッズOEMの受注が増加傾向にある」(全氏)

 化粧品業界向けのノベルティグッズOEMでは、化粧水や美容液などの容器やボトルのデザインを模したステンレスボトルをノベルティグッズに採用する化粧品メーカーが増えていることから、新たな取り組みとしてステンレスボトルのOEM提案を積極的に提案していく方針だ。

 既存の化粧ポーチOEMに関しては、同社デザイナーの加藤氏によると、「デザイン性と機能性を兼ね備えた化粧ポーチを求める傾向は依然としてトレンドになっている。デザイン面では、ポーチの外側が落ち着いた色であるのに対し、内側に鮮やかで派手な色を使うケースが多い。機能面では、化粧品のしまいやすさや収納性が求められている」という。

 そして最後に、今後の化粧ポーチづくりに向けて加藤氏は、「2019年の化粧ポーチのトレンドとして、無難でありきたりなものよりも面白いものが欲しいというニーズがますます高まってくるだろう。

 ユニーク(独創性)とファスト(スピード感)を社名の由来とする当社としては、今後もお客様のニーズに素早く対応し、独創性のあるデザインで今までにない全く新しい化粧ポーチづくりに挑戦していきたい」と抱負を語った。
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