自然派オーガニックコスメ、多チャネル化進み顧客接点拡大

週刊粧業 2019年6月10日号 1ページ

自然派オーガニックコスメ、多チャネル化進み顧客接点拡大
 市場調査会社の矢野経済研究所が2018年12月に発表した2017年度の国内自然派・オーガニック化粧品の市場規模は、前年度比4・9%増の1297億円(ブランドメーカー出荷金額ベース)となった。

 同研究所では、消費者のライフスタイルの変化や志向の多様化などを受けて拡大基調にあることや、製品の高機能化が進展して一般化粧品から自然派・オーガニック化粧品への切り替え需要を含め、新たなユーザーの取り込みが期待されることから、2018年度は4・1%増の1350億円と推計し、2022年度までは前年度比3~4%台の成長を維持するとの見通しを明らかにしている。

EC活用が売上拡大に寄与
国内外の新規参入も活発に

 自然派・オーガニック化粧品市場は、化粧品に対する安全・安心の高まりや、エコやロハスなど環境を意識したライフスタイルを志向する消費者の増加、環境の変化に伴い敏感肌を自覚する女性の増加などを背景に拡大を続けている。

 百貨店や商業施設などでは昨今、目新しく集客力のあるテナントとして自然派・オーガニック化粧品を誘致する動きが活発化している。

 また、従来まで直営店舗のみで展開してきたブランドメーカーが、卸や自社ECサイトでの販売を開始するなど、市場拡大とともにマルチチャネル化が進み、消費者とのタッチポイントが増えている。

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