花王、機能+αの高付加価値ヘアケアを提案

粧業日報 2019年7月2日号 2ページ

花王、機能+αの高付加価値ヘアケアを提案
 花王では、インバスヘアケア市場において800円以上のパーソナル商品の構成比が約5割を占めるようになり、「スモールマス化」が家庭での共用が比較的多いインバスヘアケア分野においても鮮明になりつつある傾向を受け、近年、泡切れや洗い上がりなど従来の機能価値に、デザインや香りなどプラスαの情緒価値を盛り込んで商品提案を強化している。

 今年5月には、シャンプーとトリートメントを自由に組み合わせて使う新しいヘアケアブランド「and and(アンドアンド)」(ポンプ各480mL・1400円前後、ピロー各15mL・50円前後)を投入。感性科学に基づいて開発された香りとデザインによる3種のシャンプーと3種のトリートメントをラインナップし、自分らしく自由に組み合わせることで、全9通りのセルフコーディネートが楽しめることが感度の高い若者の間で話題を呼び、「公式発売日の5月18日に先立ち、4月1日よりECとバラエティショップで発売を開始したが、出足は好調で当初計画を大きく上回る売上で推移している」(同社)という。

 7月13日には、地肌をしっかり洗いたいクレンジング意識の高い20代~30代前半の女性をターゲットにする「メリット PYUAN(ピュアン)」(5品目10品種、ポンプ各425mL・800円前後、つめかえ用各340mL・500円前後)をリニューアルし、パッケージデザインと香りを一新する。

 最近の調査では、地肌のべたつきやニオイが気になるという意識は高く、地肌洗浄ニーズが顕在化している。

 そこで今回は、洗うのに必要な成分を厳選した「ピュア泡クレンズ」を提案することで、クレンジング意識に寄り添った機能価値を提供するとともに、気分で選べる5種のパッケージと香りでライフスタイルを提案することで新たな顧客層の開拓を進めていく。
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