Sparty、消費者の「選択」を捉えて急成長

粧業日報 2019年7月5日号 3ページ

Sparty、消費者の「選択」を捉えて急成長
 パーソナライズシャンプーのブランド「MEDULLA」を展開するSpartyは、2017年7月の設立から約2年で、会員数約2万人のブランドを擁する企業へ成長した。

 急成長の背景には、スモールマス化していく市場に対する独自の視点がある。同社の取り組みと今後の展望について、深山陽介代表取締役CEOに話を伺った。

 ――パーソナライズシャンプーの事業を起業した経緯を教えてください。

 深山 実は、私の妻が癖毛に悩んでシャンプーの買い換えを繰り返し、自宅のバスルームにシャンプーが乱立していた。

 妻にその理由を聞くと、「市場には、様々なシャンプーが溢れていてどれが最適なのかわからない」という。

 SNS上でも同じ悩みを抱える「シャンプー難民」が多数存在し、1万点以上あるとされるシャンプーの「選択」に、消費者が悩んでいることがわかった。そこで、この「選択」にニーズがあると考え、オンラインで簡単にサポートできる現在のサービスを起業した。

 現代では、スマホの視聴時間が増える一方、Webサイトの検索回数が減り、自分に入ってきたフィードの情報を消費するようになってきた。簡単に言えば、消費者は「選択」が面倒になり、何も考えなくても自分に合う製品を選んでもらいたいと思うようになっている。

 人間は楽に慣れてしまう傾向がある。そのため、こうした思考停止状態で進む消費は、ヘアケア製品に限らず、他の製品についても徐々に増えていくだろう。このニーズに応える1つの手段がオーダーメイドであり、パーソナライズだと思う。

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