【2019年調査】20代・30代女性、ハミガキは機能重視の傾向に

週刊粧業 2019年7月8日号 42ページ

【2019年調査】20代・30代女性、ハミガキは機能重視の傾向に
(1)(2)購入価格は400円台後半に
求める効果・効能は複層化

 オーラルケア市場は、ハミガキとハブラシの高付加価値化にともなう単価上昇と、洗口液や歯間清掃具などの使用率向上により、拡大傾向が続いている。

 市場拡大の背景には、消費者のオーラルケア意識の向上がある。それを感じさせる事例として日本歯磨工業会の調べによれば、同工業会HPや運営するサイト「みがこうネット」の閲覧者数が年々増加傾向にあるという。

 2018年度のサイト閲覧者の男女比内訳では、女性が前年比8P増の72%を占め、「30~40代のママ世代によるスマホからの閲覧が増えている」(同工業会)と報告している。

 そうした直近の消費者の実態を踏まえた上で、今回の調査結果を見ていくと、まず、設問(1)「現在使用中の商品の平均価格」は468円台となり、3年前の前回調査(404円)よりも64円上昇した。6年前の前々回(335円)からは130円以上高い商品を選ぶようになっている。

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