化粧品サプライヤー、新技術で市場価値を高める

週刊粧業 2019年7月1日号 25ページ

化粧品サプライヤー、新技術で市場価値を高める
 「日本製」の高い品質性に対し、中国・アジアを中心に海外からの注目が続いている。

 最近では、国内の化粧品開発技術に特化した展示会にも海外からの来場者が増えており、最終製品だけでなく、日本の開発・製造技術にも関心を高めている。

 今後、海外を含め生活者が求める化粧品とは何か。特集内の各社の新技術とそれを応用した製品・サービスから探っていきたい。

医薬部外品対応への強化進む
産学連携の研究開発も活発化

 「機能性」に関して、最近10年間の業界トピックスを振り返れば、2011年に化粧品の新たな効能として「乾燥による小ジワを目立たなくする」という表現が認められ、エイジングケア市場が活性化し、高機能化の流れを太くしたといえるだろう。

 16年にはポーラ・オルビスHDのポーラ化成工業の開発した「NEI‐L1(ニールワン)」が、医薬部外品として「シワを改善する」という新規効能効果の承認を受けたことを皮切りに、「純粋レチノール」(資生堂)、「リンクルナイアシン」(コーセー)などの薬用有効成分が登場している。

 今秋にはカネボウ化粧品が参入する予定で、「機能性」への関心はますます高まっていくと思われる。

 そうしたブランドメーカーの足並みに揃える形で、処方・原料の研究開発体制が整うサプライヤー企業も高機能化の実現に向けて動き出している。

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