キリンHD、ファンケルと資本業務提携

粧業日報 2019年8月20日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 取得総額は1293億円、議決権ベースで33.0%を保有する筆頭株主に
  • ライフサイエンス事業を次世代の成長の柱に
キリンHD、ファンケルと資本業務提携
 キリンホールディングスは8月6日、ファンケルと資本業務提携することで合意した。

 健康に関する社会課題の解決という理念や方向性が一致していることから、生活習慣対策サプリやアンチエイジングスキンケアの開発などに取り組んでいく。

 キリンHDの2018年12月期連結業績は、売上高が1兆9305億円、事業利益が1993億円、ファンケルの2019年3月期連結業績は、売上高が1224億円、営業利益が123億円なので、単純合算すると、売上高2兆円超、営業利益2000億円超となり、健康領域において巨大グループが誕生することになる。

 キリンHDの磯崎功典社長は、記者会見の席で「医と食をつなぐ事業の実現に向け、さらに大きな一歩を踏み出した。互いの強みを活かし、素材、生産開発、マーケティング、生産・販売ネットワーク、すべてのバリューチェーンをより強固にすることで、事業の展開スピードをグローバルで加速できる」と語った。

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