資生堂プロフェッショナル、毛髪の損傷を抑える新技術を開発

粧業日報 2019年8月30日号 2ページ

資生堂プロフェッショナル、毛髪の損傷を抑える新技術を開発
 資生堂プロフェッショナルは、ブリーチ剤で施術した場合でも、効果的に毛髪の強度低下を抑制することができる技術を開発し、ブリーチ剤に特定のアミノ酸とベントナイトを一定の比率で組み合わせて配合した場合、それらの未配合時と比べて、有意に毛髪強度の低下が抑えられることを確認した。

 また、ブリーチを繰り返したときにも、明らかに毛髪表面のダメージは少ないことが観察され、手触りの悪化も認められず、ブリーチ力にも影響を及ぼさないことが確認された。

 ヘアカラーやパーマなどの化学処理を伴う施術によって毛髪の表面や内部がダメージを受けた際の過度な毛髪のダメージは、手触りや見た目を悪化させるだけではなく、毛髪本来の強度も低下させ、切れ毛などのトラブルを引き起こしやすくすることが知られており、一般的にヘアカラーよりブリーチによる毛髪のダメージは大きいと考えられてきた。

 これまでブリーチ剤には、様々なダメージ抑制成分が配合され、その分ブリーチ力が弱くなるという課題を抱えていたが、今回の知見によってダメージの少ないハイトーンブリーチ施術に道が開けたという。

 今回の開発された新成分は、従来から知られている毛髪ケア成分とは一線を画した全く新しい技術が盛り込まれていることから、今後はまずブリーチ剤へ採用し、その後は様々な美容・理容サロン用ヘア製品へと活用の幅を広げていく。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 資生堂プロフェッショナル、毛髪の損傷を抑える新技術を開発

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop