一丸ファルコス、新規抗老化原料(スプリングミント/ネオボタニカW)を提案

C&T 2019年6月17日号 46ページ

一丸ファルコス、新規抗老化原料(スプリングミント/ネオボタニカW)を提案
 化粧品・医薬部外品・健康食品分野で機能性原料の研究開発に取り組む一丸ファルコス株式会社はこのほど、初期老化症状の改善が期待できる2つの新製品(スプリングミント/ネオボタニカW)を発売し、20~30代の若い女性のファーストエイジングケアに対応する天然原料として提案を強化していく。

 「スプリングミント」(表示名称:セイヨウハッカエキス)は、肌老化の初期症状を指す最新キーワード「菲薄化(肌痩せ)」の改善をターゲットにしたオーガニック化粧品原料だ。

 加齢にともなうシワやたるみ、ハリの低下などの肌老化は、真皮にあるコラーゲンなどのマトリックスの分解が原因となっている。マトリックスが分解された真皮は薄くなり、肌も痩せ細って見える。

 「菲薄化(ひはくか)」とは、このような肌痩せ状態を言い、最近の研究で菲薄化の根本原因は、表皮細胞が出す細胞外ATPが影響していることがわかってきた。

 ATPは、細胞内では細胞を活性化するエネルギーとなるが、細胞外へ放出されると刺激を伝達する因子となる。加齢した細胞では、細胞外へのATP放出量が増大する。細胞外ATPにより刺激された加齢表皮細胞は、細胞老化関連因子を分泌する現象(SASP:Senescence-Associated Secretory Phenotype)を誘導し、周りの細胞に影響を与える。

 SASP関連因子により真皮線維芽細胞はMMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)などの分解酵素を分泌して真皮マトリックスを破壊し、真皮の菲薄化を招く(図)

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