天真堂、4C+戦略で日・中・ASEANでの販路拡大を支援

週刊粧業 2019年9月2日号 8ページ

天真堂、4C+戦略で日・中・ASEANでの販路拡大を支援
 天真堂は提携企業との協力のもと、「日本のEC・リアル店舗」「中国のEC・リアル店舗」の4つのチャネルに加え、近年急激な経済成長を遂げている「ASEAN諸国のEC・リアル店舗」への進出を、商品開発・販促・販売ルート開拓といったあらゆる面からサポートする事業戦略「4C+(ヨンシープラス)」を推進している。

 児玉和之社長に話を伺った。

 ――直近の業績推移と、「4C+」戦略の具体的な取り組みをお聞かせください。

 児玉 今期(2019年12月期)は、上期が国内のみで順調に既存クライアントの成長と新規クライアントの獲得が進み、前年同期比140%で推移した。

 当社のクライアントは国内通販チャネルをメインとしている企業が多い。そこで、今期はクライアントのビジネスをさらに成長させるべく、国内のリアル店舗と中国やASEANのEC・リアル店舗への販路拡大を支援する「4C+」戦略を進めている。

 中国のECでは、インバウンド・越境ECのプロモーション施策を支援するFind Japanと業務提携し、そのリソースをクライアント企業に提供することで中国へのEC進出を支援する。

 中国のリアル店舗では、既に現地の大手グループ企業と提携している。国内のリアル店舗では今後、化粧品・日用品卸の大手企業と業務提携し、通販で展開しているクライアント企業の商品を小売店にも展開できるよう支援していく。

 ――下期以降はどのような取り組みを進めていきますか。

 児玉 8月には中国を中心に化粧品OEM事業を展開するウィズダムと資本・業務提携し、中国向けのOEM受注が今後大きく拡大していくだろう。8月末には本社ラボを従来比で約6倍の150坪に増床し、都内にあるOEMメーカーの研究所として最大規模を誇る。

 来期は小山工場を約2.5倍に増床し、スピードとコストへの対応を強化するためにフルオートメーション化を目指す。また、M&Aで食品製造をメインとする工場を新たに取得する予定だ。
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