ホシケミカルズ、細胞核の健康に着目したコケ由来化粧品原料を提案

C&T 2019年6月17日号 44ページ

ホシケミカルズ、細胞核の健康に着目したコケ由来化粧品原料を提案


 細胞核で特に老化と関連の強いタンパクはRanBP17、LAP2、Lamin Aとされ、RanBP17はタンパクの核内への取り込みを担っており、老化や脳障害に関連するとされている。LAP2も核膜内側に存在し、核の構造を保つために必要なタンパクとされ、老化肌では減少することが確認されており、Lamin Aも核膜内側のタンパク質で老化マーカーとして知られるようになっている。

 in vitroでは、大人の被験者(女性、55歳)から採取した正常ヒト表皮ケラチノサイトに、モスセルテック№1無添加・同0.33%添加・同1%添加を比較した。その結果、モスセルテック№.1が細胞核の輸送に関与する3つの遺伝子(RanBP17・LAP2・Lamin A)全ての発現を濃度依存的に向上させることが確認された(図)。これにより、モスセルテック№1は核膜孔複合体を回復させ、老化した細胞中の核内外への分子輸送を改善することが示唆される。

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