資生堂、IFSCCミラノ中間大会2019で最優秀賞を受賞

粧業日報 2019年10月10日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 口頭発表60件の頂点に、通算27回目で世界最多記録を更新
資生堂、IFSCCミラノ中間大会2019で最優秀賞を受賞
 資生堂では、イタリアミラノで開催された化粧品技術を競う世界最大の研究発表会「国際化粧品技術者会連盟ミラノ中間大会2019」(IFSCC Conference 2019、9月30日~10月2日)で、同社アドバンストリサーチセンターに所属する髙垣知輝(たかがき・かずき)研究員が「最優秀賞」を受賞した。

 全約380件の研究報告(口頭発表60件、ポスター発表320件)のうち、髙垣研究員の研究発表「ホリスティックビューティ-毛細血管の3次元的可視化とその老化における皮膚物性への関与-」が口頭発表部門で最優秀賞に選ばれた。

 今回の受賞は、隔年開催の「IFSCC Congress」とその間の年に開催される「IFSCC Conference」を含めると通算27回目(うち最優秀賞は23回)で、世界の化粧品メーカーの中で他社の追随を許さない最多の受賞回数となっている。

 同社は、2019年4月に新研究開発拠点「資生堂グローバルイノベーションセンター」を本格稼働させた。今後もグローバルレベルで高く評価される研究開発力を強みとし革新的な価値を作り続けていく。

 研究では、これまで未解明だった「毛細血管の皮膚物性への関与」について焦点を当て、皮膚中の構造を3次元に観察する技術開発を通じ、皮膚中の毛細血管を健康に保つことが皮膚弾力の維持につながることを見出した。

 これを活用することで、シワやたるみなど、皮膚弾力の低下によって生じる肌悩みを防ぐことが期待できるといい、同知見をもとに新たなスキンケア製品への応用を目指す。
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