ヒノキ新薬、毛穴汚れに着目した薬用洗顔クリームが好調

週刊粧業 2019年11月4日号 13ページ

ヒノキ新薬、毛穴汚れに着目した薬用洗顔クリームが好調
 肌本来の持つ力を引き出し、健やかな素肌へと導くスキンケアブランド「ヒノキ肌粧品」(全品医薬部外品)を展開しているヒノキ新薬は、1963年に当時では珍しいクリーム状の石けん系洗顔料「ネオスキンフレッシュ」を発売した。

 それから改良を重ね、半世紀以上が経った現在では、薬用洗顔クリーム「ネオスキンピュアL」(100g3000円、写真)として、今もなおロングセラーを続けている。

 ネオスキンフレッシュは、洗い上がりのさっぱりとした感触が特徴的だが、「乾燥肌や敏感肌の人の割合が近年増加し、時代の変化とともにお客様から洗い上がりの肌がつっぱるという声があった」(亀田岳史取締役肌科研究所副所長)という。

 そこで、同社ではネオスキンフレッシュのさっぱり感を受け継ぎながらも、使用後の感触がつっぱらない新たな洗顔料の開発に取り組み、2010年に「ネオスキンピュア」へとリニューアルを行った。

 そして、今年10月16日には9年ぶりの改良品として、毛穴汚れに着目した「ネオスキンピュアL」を発売した。

 肌悩みで多い毛穴汚れは、老化角質と皮脂の混合物による角栓が原因の1つとされる。

 ネオスキンピュアLでは、従来配合していた老化角質を除去するタンパク質分解酵素「プロテアーゼ」に加えて、新たに脂質分解酵素「リパーゼ」を配合した。これにより、角栓のもとを分解するだけでなく、角栓にならないように予防するという。

 「毛穴パックやピーリング剤は使いすぎると肌にとって負担になるが、ネオスキンピュアLでは肌に負担を与えず、徐々に角栓の詰まりが解消できる。従来品は50代前後がメインユーザーだったが、毛穴の目立ちを改善するという新たなアプローチで、毛穴の悩みが多い若い世代へ今後広がっていくことに期待している」(亀田氏)

 ヒノキ肌粧品では、汚れをしっかりと落とすことが美しい素肌を育む第一歩として、クレンジング・洗顔・整肌(せいき)の3ステップからなる「ベーシックスキンケア」を提唱している。

 ネオスキンピュアLを含む全7品からなるベーシックスキンケアは、ヒノキ肌粧品の中でも最も売上構成比が高いシリーズとなっている。同社では引き続き、ベーシックスキンケアを軸に幅広い年代の肌悩みに応える商品開発と基礎研究に注力していく。
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