メナード、ゲノム解析から将来のシワ・タルミを予測

粧業日報 2019年11月18日号 5ページ

カンタンに言うと

  • 美肌と遺伝情報を関連づけ、新たな化粧品・美容技術の開発へ
メナード、ゲノム解析から将来のシワ・タルミを予測
 日本メナード化粧品は、研究への協力を承諾した男女600人以上を対象に唾液を採取し、そこから抽出したDNAから約90万のSNPを解析することで得られた「ゲノム(遺伝情報)データ」と、同じ被験者に対する「シワ・タルミに関するアンケートデータ」とを統合・解析した結果、シワ・タルミを生じさせる要因と関連の強い遺伝子領域を発見した。

 皮膚の老化は、顔のシワやタルミといった見た目の変化として現れるが、年齢よりも若く見える人、老けて見える人がいるように、このような見た目の変化には個人差があり、同年代の人でも異なっている。

 そこには紫外線などの環境的な要因だけではなく、遺伝的な要因もあることが近年報告されており、同社は、ゲノムデータとシワ・タルミの状態、紫外線曝露傾向、スキンケア習慣などのデータとを統合し、構造方程式モデリングという手法で解析を試みた。

 その結果、第11番染色体に存在する遺伝子領域「rs12284381」が、将来のシワ・タルミの現れやすさと強い関連があることを発見した。

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