小林製薬、迅速かつ簡易なセラミド測定の新技術を開発

粧業日報 2019年11月26日号 3ページ

小林製薬、迅速かつ簡易なセラミド測定の新技術を開発
 小林製薬はこのほど、迅速かつ簡易に肌のセラミド量を測定できる新技術を開発した。新技術は、偏光顕微鏡の画像解析とAI技術を組み合わせることにより数分でセラミド量を測定でき、同社は店頭などでの測定も可能としている。

 その研究成果については、9月30日~10月2日にイタリア・ミラノで開催された化粧品技術・研究発表会「国際化粧品技術者会連盟ミラノ中間大会2019(IFSCC Conference2019)」にて発表しており、今後は化粧品への応用を進めていくという。

 角質細胞間脂質の主成分であるセラミドは、水分蒸散を抑えて肌のうるおいを守るバリア機能物質として重要な役割を担っている。セラミドが少ない肌は水分蒸散量が大きく、アトピー性皮膚炎の患者は、セラミド量が少ないことが原因とされている。

 また、アトピー性皮膚炎の症状が出ていない人の中にも潜在的に肌のセラミド量が少なくバリア機能が低下した、アトピー素因を持った「アトピックドライスキン」の人が存在する。

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