全粧協、「2019年次大会in熊本」を開催

粧業日報 2019年12月3日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 「磨きを掛ける」をテーマに据え今後の方向性を発表
  • ブランドの磨き上げと新事業の開拓に注力
  • 制度品メーカーの幹部が施策・商品のブラッシュアップ誓う
全粧協、「2019年次大会in熊本」を開催
 全国化粧品小売協同組合連合会(全粧協)は11月21日、「磨きを掛ける」を大会テーマに据え、「2019年次大会in熊本」を熊本ホテルキャッスルにて開催した。

 第1部「提案」では、資生堂ビューティートップスペシャリスト・角谷美香氏による「笑顔講座」と題した講演が行われたほか、組織強化委員会の若手メンバーによるプレゼンテーションが行われた。



 資生堂の角谷氏は、「顔と表情の意味を学ぶ」「笑顔の印象を知る」「笑顔の効用を考える」「笑顔エクササイズ」「似合う色で笑顔メイク」というアジェンダに従って講演を行い、「相手の感情を読み取る際、言葉(7%)以上に重要になるのが、表情(55%)や声のトーン(38%)などの態度に表れる部分であり、中でも笑顔の果たす役割はとても大きい。スマイル度によって印象は大きく異なり、60%のスマイル度は『気品がある』、80%のスマイル度は『魅力的』、120%の笑顔は『親しみやすい』と思われる。それらの違いをよく理解し、『またあのお店に行きたい』『あの人に会いたい』と思ってもらえるような接客につなげていって欲しい」と説明した。



 続いて、組織強化委員会の若手メンバーによるプレゼンが行われ、まず高瀬直樹氏(北海道)が「化粧健康法プログラム」事業化の進捗について説明した。

 同プログラムは、美容の分野だけでなく健康の分野も守備範囲として捉え、顧客満足度の向上を促し、社会貢献もでき、お店の収益にもつながることから、今後の化粧品専門店が注目すべき新たな顧客の開拓と固定化のための重要施策と捉え、2020年度からの本格展開を目指す。

 「すでに、セミナーでのプログラム案内用DVDの作成、ブロック大会・CRCフォーラムでの資生堂ジャパンからの案内、全粧協新報への記事掲載を済ませており、2020年1月下旬の金沢を皮切りに3月下旬の沖縄まで、全国10都市にてセミナーを実施し、『化粧健康法プログラム』の早期の浸透を目指す」(高瀬氏)



 続いて、広瀬史貴氏(岐阜)が「助成金活用プロジェクト」の進捗を説明した。

 昨年度は、モニター店での助成金実績は全7社で1045万円(1社平均150万円)と大きな成果を上げることができた一方、現状の枠組み(特定の社労士事務所に担当してもらう)では全国への水平展開が難しいという課題に直面した。

 そこで今年度は、新たに事務局や委員会の負担を極力減らした形で、全国の組合員が雇用に関する助成金など、公的支援制度だけでなく労務環境相談のための仕組みを構築する取り組みを行った。

 「その結果、時間外労働の削減に向けた改善事業として、化粧品小売店が国の推奨する働き方改革への対応や労務環境整備を実行するための情報発信と相談窓口サポートの設置を主とする労務環境サポート相談窓口プロジェクトに、新ビジネスモデルの開発と実践となる化粧健康法プログラムを組み入れ、8月30日に東京労働局に時間外労働等改善助成金交付を申請して受理された」(広瀬氏)

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