ヤクルト、イキテルセットが包装アイデア賞を受賞

　ヤクルト本社は、「2019 日本パッケージングコンテスト」にて、イキテルセットが包装アイデア賞を受賞した。

　日本パッケージングコンテストは、時代と社会の要請に対応した、優れたパッケージやその技術の開発普及に資することを目的とし、優秀作品を選定するもので、材料、設計、技術、適正包装、環境対応、デザイン、輸送包装、ロジスティクス、販売促進、アイデアなどあらゆる項目から評価する。

　今回のコンテストでは、389件の応募の中から、年間の優秀作品として、ジャパンスター賞（13賞）、包装技術賞（43賞）、包装部門賞（77賞）が決定し、イキテルセットは包装技術賞の「包装アイデア賞」を受賞した。

　イキテルは、現代社会でそれぞれの価値観を持って生活を送る女性たちに向けて開発された通信販売専用の基礎化粧品シリーズ。「シンプル」「ベーシック」「ナチュラル」をキーワードに、シンプルで無駄のないパッケージとして、使う人だけでなく省資源で環境にもやさしい化粧品となるように開発された。

　主なパッケージの特長は、商品とパンフレット等を別々の場所に収納できるようにセット箱を設計。その結果、商品をセットした後、商品発送のタイミングでパンフレット等を商品に触れることなく梱包・発送が可能となり、品質を維持しつつ生産面・物流面における効率性を高めた。また、コンパクトな設計にすることで郵便受けへの投函を可能にした。

　さらに、セット箱にバージン性を持たせ、顧客が開封したときに商品と使用方法、パンフレットが同梱されていることが一目見てわかるように大きく表示し、認知しやすさに配慮したほか、セット箱はすべてダンボール素材で、ごみの分別のしやすさやリサイクル性を高めつつ、デザイン性を損なうことなく素材の風合いを活かしてナチュラル感・エコ感を表現している。