カネボウ、「KATE」から鮮やかさと高保湿を実現した新ルージュ

粧業日報 2020年1月14日号 2ページ

カネボウ、「KATE」から鮮やかさと高保湿を実現した新ルージュ
 カネボウ化粧品は5月1日、グローバルメークブランド「KATE」から、赤い下地の上にヌードカラーを重ねて自分に似合う赤をつくれるクリームタイプの口紅「レッドヌードルージュ」(全8種各1800円(編集部調べ))を発売する。

 同品は、赤い下地にヌードカラーを重ねることで自分に似合う赤い唇が演出できる、とろける感触の2色セットのクリームルージュ。濁りのない高発色の赤い下地でくすみをカバーして唇を際立たせ、その上からヌードカラーを重ねて赤を調整することで、自分にぴったり似合う赤をつくることができるという。

 また、高いうるおいと鮮やかな発色を叶えるバーム由来処方を採用。より多くの色材と美発色ペーストを配合することで、デリケートな唇をいたわりながら、純度の高い発色が得られる。

 今回、KATE初の取り組みとして、2月1日より全国のKATE取扱店のうち、約500店限定での先行発売を実施する。この先行発売に先駆け、東京(表参道ヒルズ、2019年12月21日~25日)と京都(しまだいギャラリー、2020年1月9日~12日)でポップアップイベント「真実の唇。」展を開催する。

 イベントでは、新口紅を象徴する赤に染まった空間で「レッドヌードルージュ」の体験ができるほか、唇の秘密を解き明かすプロジェクションマッピングや、ヘアメークアップアーティストによるメークアップサービスも実施。また、会場限定で「レッドルージュ」の販売も行う。

 12月20日に表参道ヒルズで開催されたオープニングレセプションでは、KATE・mediaブランドグループ商品開発担当の遠藤舞憂子氏が開発の経緯について、「『赤を変える。』というコンセプトのもと、口紅ではなく唇そのものに着目し、開発を進めた。唇にはうるおいを閉じ込める皮脂膜がないため、水分量が少なく乾燥しやすい未熟な組織であり、乾燥スピードは頬の約5倍に及ぶ。こうした唇の真実と出会い、デリケートな唇を肌と同じようにいたわりながら美しく見せるために、高いうるおいと鮮やかな発色を追い求めた結果、リップバーム由来で究極の保湿感と純度を叶えたクリームルージュに辿り着いた」と説明した。

 開発でこだわったポイントと商品の特長については、「今回のバーム由来処方は唇の赤を再現すべく、より高い純度の発色を求めて、より多くの色材と色を均一に美しく見せる透明性の高いペーストを配合した。これにより、高純度発色が難しいとされるバームを鮮やかに色づけることに、当社で初めて成功し、鮮やかな美しい仕上がりと高い保湿力の両方を叶えることができた。下地とルージュの割合をアレンジすることで、1つのパレットでも様々な色に変化するレッドヌードルージュを通じ、自分に似合う色を探すという時代から自分に色を似合わせる時代にしていきたい」とアピールした。
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