バスクリン 古賀社長、日本の温泉文化・お風呂文化の発信に貢献

週刊粧業 2020年1月1日号 70ページ

バスクリン 古賀社長、日本の温泉文化・お風呂文化の発信に貢献
 本年オリンピックが開催され、海外から多くのお客さまが来訪されますが、ぜひとも日本各地において温泉文化、お風呂文化を楽しんでいただきたいと願っています。

 さらには、「日本の名湯」「きき湯」など、当社の強みを活かし徹底的にこだわってつくった入浴剤をお土産としてお持ち帰りいただきたいところです。入浴剤には、日本の温泉文化、お風呂文化の発信に貢献できる力があると確信しています。

 1986年から発売している本物志向の温泉タイプ入浴剤「日本の名湯」。本物の裏付けの一つは、弊社が販売するアイテムごとに全ての温泉地から「公認」を得ていることです。昨年は新たに「日本の名湯 別府」を加え、17温泉地となりました。

 この全ての温泉地からご協力を賜り、コンセプト、湯ざわり、色、香り等の品質をご確認いただいた上で認めていただいたものです。

 昨年11月に大分県別府市の主催で「別府温泉アカデミア」が開催されました。「日本の名湯」にある有名温泉地の首長、観光・温泉関係者もお集まりになり、日本の温泉文化、急増するインバウンド訪日客への対応や今後の温泉地のあるべき姿などについて意見が交わされました。

 これら温泉地の皆様と一緒に、企業、温泉地の枠を超え、誇るべき日本文化の活性化、ひいては日本経済の活性化に貢献できればと考えています。

 また、2003年に発売した「きき湯」。おかげさまで弊社の主軸となるブランドに成長することができました。

 この「きき湯」にもモデルとなった温泉地があります。温泉効果を長年研究し続けてきたエキスパートである研究員が「いつか絶対入浴剤に応用したい」と心に誓い製品化にこぎ着けた大分県「長湯温泉」です。

 日本ではかなり珍しい、炭酸ガス系の発泡温泉。そのむせ返るような発泡感と、肌に吸い付いてなかなか消えない泡、そして低温なのに高い保温効果。面白さや目新しさだけではない、しっかりとした温泉科学をベースに誕生したのが「きき湯」です。

 人間関係が希薄になってきたといわれている現代社会において、人と人とのつながり、地域交流の活性化など、日本文化の代表とも言える温泉文化やお風呂文化に期待される役割はますます大きくなっています。

 ご承知のとおり弊社は入浴剤を中心とした製品の製造販売を主な事業としておりますが、課された使命としては温泉やお風呂に期待される役割そのものであると考えています。

 さらに、機能として確かなエビデンスをもったものづくりを通じて、社会に必要とされる企業として成長することも重要なミッションです。入浴剤市場のリーディングカンパニーとして、弊社らしい、弊社に相応しい製品を生み出し、市場の拡大を牽引すべくイノベーションに果敢にチャレンジしてまいる決意です。

 本年「芳香浴剤 バスクリン」が、1930年の発売から90年を迎えることができました。これからも、皆様の「ほっとする。あったまる。」に貢献していく所存です。
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