エア・ウォーター・ゾル、新研究所の完成で研究開発型に邁進

週刊粧業 2020年1月1日号 55ページ

エア・ウォーター・ゾル、新研究所の完成で研究開発型に邁進
 産業ガス大手のエア・ウォーターグループでエアゾール製品と化粧品のOEM事業を展開するエア・ウォーター・ゾルは、茨城第一・第二工場の敷地内に建設を進めてきた新研究所が2020年2月に完成し、研究開発型へ歩みを進める。

 尾上英俊社長に話を聞いた。

 ――茨城第二工場の本格稼働から1年。振り返っていかがですか。

 尾上 第二工場はエアゾール、危険物、非危険物の3つの生産ラインでスタートした。

 中でもアルコール類の取り扱いが可能な危険物ラインは、化粧品工場として一つの強みになっている。

 化粧品業界をとりまく環境は、大きく変わってきており、市場の変化スピードへの対応力が重要である。

 第二工場には生産ラインの増設余地があり、年内に新たに、非危険物の2つの生産ラインを増設する計画だ。

 5ライン体制で顧客ニーズに対応し、当社のスローガンである「『つくりたい』を叶えます」を体現していく。

 ――新研究所の開設もまもなくです。

 尾上 新研究所では従来のエアゾール製品に加え、化粧品の処方開発も行っていく。化粧品を優先領域として研究員の増強も進めてきた。4月から新たに3名が加わり、38名体制になる予定だ。

 研究開発分野は成長には欠かせない領域だと捉えている。数年後に化粧品分野で「付加価値」や「独自性」を創造できる開発力のある研究所になることを期待している。

 また、近年は社員教育にも力を注いでいる。企業の独自性とは、つまるところ組織の進化であり、組織の進化は社員一人ひとりの意識改革を推進することで得られるものだと思っているからだ。

 人材への投資は今後も継続する。時間もコストもしっかりかけて強い企業文化を築いていく。
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