天真堂、クライアント企業の海外進出を支援

週刊粧業 2020年1月1日号 54ページ

天真堂、クライアント企業の海外進出を支援
 薬用化粧品・機能性表示食品OEM受託製造メーカーの天真堂は、昨年10月25日に松﨑淳氏が社長に就任した。

 前期の振り返りと今月からスタートする今期の取り組みについて、松﨑新社長に話を伺った。

 ――前期(2019年12月期)を振り返ると。

 松﨑 前期は、国内通販チャネルをメインとする既存クライアントの販路拡大を強力に支援するため、日本のリアル店舗と中国のEC・リアル店舗への進出を中心に、商品開発・販促・販売ルート開拓といったあらゆる面からサポートする事業戦略「4C+(ヨンシープラス)」を推進した。

 国内だけでなく、中国の企業へも新規OEMのの営業を積極展開した結果、売上高は前期比110%で推移する見通しだ。

 ――今期はどのような取り組みを強化していきますか。

 松﨑 OEMの需要が拡大する中国では、上海で毎年開催されている世界最大級の化粧品展示会「China Beauty Expo」に出展し、現地で商談を行い、OEM受注をさらに拡大していく方針だ。

 OEMでは、営業・開発・製造が三位一体となって「差別化」「コスト」「スピード」の3つを強化していく。

 昨年9月には、従来比で6.8倍の広さに研究施設をリニューアルし、独自原料や処方の開発をはじめ、スピーディーな対応や内製化によるコストダウンを実現する研究開発体制が整備された。

 設備面に関しては、テスト販売等に必要な小ロット生産をさらに迅速化すべく、2020年に小山工場の生産ラインを増強する。

 ただし、今後も従来通り大ロット生産はパートナー企業に委託し、協力体制をより密にしていきたい。
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