カネボウ化粧品 村上社長、ESG視点での事業活動へ

週刊粧業 2020年1月1日号 40ページ

カネボウ化粧品 村上社長、ESG視点での事業活動へ
 今、私たち花王グループに必要なことは、ブランドの選択と集中によって、存在感のある骨太な強いブランドをつくることです。

 カネボウ化粧品の『感性美』と花王の骨太で確かな『エビデンス』の融合を『土台』とし、多様なお客さまの個性に輝きを添える『個性が際立つ尖ったブランド』を提案することで、お客さまに笑顔をお届けする。それが私たちの使命です。

 おかげさまで、「フリープラス」「キュレル」が、日本・アジアの敏感肌ケアニーズを捉え、事業全体を牽引するブランドへと成長しました。

 そして、昨年は、プレステージブランドの強化に注力し、ハイプレステージブランド「SENSAI」を日本に導入、「est」からは、高付加価値ライン『GPサイクルセラムケア』を発売いたしました。

 一方、マステージ領域につきましても、好調な「ソフィーナiP」から、『ダブルセラム』というユニークなスキンケア提案をすることで、好評の声を多数いただきました。

 今年は、いよいよカネボウ化粧品を代表する3ブランド、「KANEBO」「トワニー」「リサージ」の強化の年と位置付け、ブランドリフレッシュを進めます。

 昨今、気候変動、高齢化社会、資源枯渇、海洋プラスチックごみといった社会的課題が、市場そのものに大きな影響を与え、消費者ニーズに変化をもたらしています。

 その中で、花王グループとしては、ESG経営に大きく舵を切っていきます。化粧品事業についても、リデュースイノベーションとソーシャルイノベーションの2つの視点からの具体的なアクションを進めているところです。

 また、今春には、エキップからエシカル発想の新ブランド「athletia(アスレティア)」を発売いたします。毎日をアクティブにしなやかに生きたいと願うすべての方に向けたスキンケア&ライフスタイルブランドで、環境や原料に配慮する『クリーンビューティ』の考え方をベースに商品を設計しています。

 今年はこれまで以上に、ESG視点での『よきモノづくり』を通し、世界の人々の喜びと満足のある豊かな生活文化を実現するとともに、持続可能な社会への貢献に取り組んでまいります。
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