花王・澤田社長、賀詞交換会で「本質追求の重要性」を強調

粧業日報 2020年1月20日号 3ページ

花王・澤田社長、賀詞交換会で「本質追求の重要性」を強調
 花王は1月7日、「令和2年 賀詞交換会」を開催し、メーカーや小売業、卸売業、原料サプライヤーなど取引先の経営トップが多数詰めかけた。

 2019年は、消費増税や米中貿易摩擦、香港デモ、日韓対立、台風・大雨をはじめとした自然災害など様々な問題が噴出する中、脱炭素・プラスチックごみ問題などのエシカルの動きが急速に進展したが、このようなときこそ「本質を外さずに活動していくことが最も重要だ」(澤田道隆社長)という。

 冒頭の挨拶で澤田社長は、「花王グループは今年で130周年という節目を迎える。そこで今回は趣向を変え、『ゲストとふり返る創業130年』というテーマで大竹しのぶさんと吉田羊さんと一緒に暮らしの中の花王の歩みについてトークショーを繰り広げていきたい」と語った。

 トークショーでは、ゲストの大竹さんや吉田さんが花王製品(ニュービーズ・花王石鹸ホワイト)の思い出やそれにまつわるエピソードを披露した後、花王グループの将来に向けて期待することについて、「生活に密着する商品を提供することで我々の日常を支え続けている会社という印象を持っており、今後も一人ひとりの毎日が楽しくイキイキとなるような価値ある商品をつくり続けて欲しい」(大竹さん)、「今年は東京五輪イヤーで海外からたくさんの方々が詰めかけるので、これを1つの契機として『花王製品なら間違いない』という高いブランド力をグローバルにも広げていって欲しい」(吉田さん)と述べた。
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