花王 澤田社長、ESGに真正面から取り組みグローバルで存在感のある会社へ

週刊粧業 2020年1月1日号 12ページ

2020年1月16日 10時00分

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 花王は、中期経営計画「K20」(2017年度~2020年度)で、2030年までに達成したい姿として「グローバルで存在感のある会社」、具体的な3つの目標として「特長ある企業イメージの醸成」「利益ある成長」「ステークホルダー還元」を掲げている。

 「K20」3年目の2019年は、財務目標の一部である売上・利益が想定を下回って推移しているものの、非財務目標は概ね前倒しでクリアするなど、今後に向けて明るい兆しが随所に見え始めている。

 澤田道隆社長に昨年度の回顧と今年度の基本方針を中心にインタビューした。

懸案だった化粧品事業は
選択と集中で好調に推移

 ――まずは、昨年1年間を振り返っていただけますか。

 澤田 2019年は、1Qと2Qは減収減益でしたが、想定の範囲内で推移しました。3Qは消費増税前の駆け込み需要もあり、増収増益に転じました。4Qはその流れをできる限り維持するというのを前提に取り組んでいますが、1年を通してみたとき、前半戦は想定通りでしたが、後半戦は想定から乖離してきたというのが印象です。

 日本においては、駆け込み需要が想定の約半分で推移する一方、大型台風の影響も重なり駆け込みの反動が2014年の増税後に近い落ち幅で推移し、厳しい状況となっています。

 一方、海外に目を転じると、香港では1~6月まで105%前後で推移していましたが、デモの影響で7月以降は前年同期の8~9割水準に落ち込みました。

 台湾でも中国政府が中国人観光客の台湾個人旅行を制限する政策を取った影響がボディブローのように効いてきて、販売が落ち込んでいます。また、日韓関係の悪化により韓国からの訪日客が激減しており、韓国人のインバウンド売上も落ち込んでいます。

 これらの影響により、売上・利益については想定よりも厳しい状況です。しかしながら、最後まで最大限の努力をし続けていきます。

 ――カテゴリー毎の状況を教えてください。

 澤田 化粧品事業は、ここ2~3年いい形で推移していますし、19年は想定以上で推移しました。特に、新たな成長戦略の柱として「新グローバルポートフォリオ」を策定し、戦略ブランドに投資を集中したことが奏功した結果、それらのブランドが力強く拡大し、アジアだけでなく、日本でも高い成長が実現できています。

 「est」の刷新や「SENSAI」の導入など1万円以上の高価格帯商品の充実を図りましたが、まだ道半ばですので、ここを強化していくことで、日本での成長を図っていきます。

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