天真堂、クライアントの成長へ「4C+」推進

週刊粧業 2020年2月24日号 8ページ

天真堂、クライアントの成長へ「4C+」推進
 薬用化粧品・機能性表示食品OEM受託製造メーカーの天真堂は、国内のクライアント企業が既存・新規ともに好調だったほか、中国法人からのOEM受注も着実に伸長しており、前期(2019年12月期)売上高が5~6%増で着地する見通しだ。

 前期の振り返りと、新たな成長への挑戦に向けた2020年のビジョンについて、松﨑淳社長に話を伺った。

 ――前期の好調要因をお聞かせください。

 松﨑 前期より、これまで当社の成長を支えていただいた国内通販チャネルをメインとする既存クライアントの販路拡大に向け、日本のリアル店舗と中国のEC・リアル店舗への進出をサポートする「4C+(ヨンシ―プラス)」を推進している。

 この4C+は、当社の行動指針として社内で着実に浸透してきており、特に営業では既存のお客様の事業フェーズに応じた課題をヒアリングし、それに対して根本から解決するような商品やソリューションの提案に注力している。

 こうした活動がお客様だけでなく社員の成長につながり、好調な業績に反映されている。

 前期はこのほか、本社内の研究施設を従来比で6.8倍の広さに拡大した。これにより、スピーディな商品開発や、これまで取り組んできた独自原料・特許浸透技術の開発体制が整備された。

 今後は当社ならではのユニークな切り口でモノづくりを行い、プロダクトでも差別化を図っていく。

 ――新たな成長への挑戦に向けて、2020年のビジョンをお聞かせください。

 松﨑 中長期的なビジョンとしては、日本と中国に加えてアセアンでもOEMを展開し、海外の消費者からも選ばれるOEMを目指す。

 そのためにも、まずは国内通販チャネルをメインとする既存クライアントの販路拡大に向け、当社がハブとなってリアル店舗や海外販路の流通開拓の入り口を構築していく4C+の取り組みを推進していきたい。

 中国では現地での営業活動体制が整い、展示会などを通じた現地でのコミュニケーションやマーケティングを行っていく。

 新たな成長に挑戦するためには、消費者・クライアント・パートナー・当社の四方よしとなるソリューション提案が不可欠であり、その土台の構築を国内・海外ともに強固にしていく。
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