花王、6年連続で「健康経営銘柄」に選定

粧業日報 2020年3月16日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 4年連続で「健康経営優良法人~ホワイト500~」にも認定
花王、6年連続で「健康経営銘柄」に選定
 花王は、健康経営に優れた上場企業として、経済産業省・東京証券取引所の「健康経営銘柄」に6年連続で選定された。あわせて、経済産業省より優良な健康経営を実践している法人として「健康経営優良法人~ホワイト500~」に4年連続で認定された。

 同社は、中長期戦略「K20」達成に向け、2008年に発行した「花王グループ健康宣言」のもと、健康経営に取り組んでおり、社内のヘルスケアの知見や見える化技術を結集した「Kao GENKIプロジェクト」では、健康ソリューションプログラムの一部を社外へも提供。地域や他企業の健康づくりに活用されている。

 また、2019年4月に策定したESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」においても、19の重点取り組みの1つである「社員の健康維持増進と安全」を推進している。

 全社的に健康経営を進めるために、各事業場や支社に「健康実務責任者」「健康実務担当者」を配置し、産業保健スタッフと連携。歩くことの習慣化に向け、社員に歩数計「ホコタッチ」を配布し、事業場内にウォーキングコースを整備するとともに、スニーカー通勤を推奨している。

 また、労働時間の適正化や休暇取得率向上に向けた取り組みにも注力しており、2015年度には12日だった平均年次有給休暇取得日数を、2018年度には15日に増加させるなど、着実な成果につなげている。
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