資生堂、令和元年度「準なでしこ」に選定

粧業日報 2020年3月17日号 5ページ

資生堂、令和元年度「準なでしこ」に選定
 資生堂は、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「なでしこ銘柄」の選定において、令和元年度「準なでしこ」に選ばれた。

 「なでしこ銘柄」とは、女性活躍推進に優れた上場企業を「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として紹介することにより、そうした企業に対する投資家の関心を一層高め、各社の取組を加速していくことを狙いとするもので、「準なでしこ」は「なでしこ銘柄」に準ずる企業として、より幅広い視点で評価する観点から選定される。

 同社は、企業理念を実現し続けていくため、性別や年齢、国籍に関係なく、個々人の違いを互いに認め尊重し合い、新しい価値創造に向けて議論する風土醸成を推進している。

 女性活躍に向け2005年から男女共同参画行動計画を策定して取り組んでおり、女性管理職比率はグループ全体で54.8%、日本国内で32.3%、取締役・監査役の女性役員比率は45.4%となっている。

 また、日本企業の役員に占める女性比率の向上を目指す「30% Club Japan」の初代会長に同社の魚谷雅彦社長兼CEOが就任し、企業の枠を超えたジェンダーギャップ解消に貢献するなど、今後も社内外でダイバーシティの実現に向けた取り組みを強化していく方針を打ち出している。
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