資生堂、新ブランド「BAUM(バウム)」を投入

粧業日報 2020年4月2日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 樹木との共生をテーマに掲げ、商品パッケージに木材使用
資生堂、新ブランド「BAUM(バウム)」を投入
 資生堂は5月30日、プレステージ領域から「樹木との共生」をテーマに掲げる新スキンケアブランド「BAUM(バウム)」(全27品目45品種)を発売する。5月30日の「NEWoMan横浜」を皮切りに、6月には「タカシマヤ ゲートモールタワー 名古屋」に新店をオープンする。(※新型コロナウイルス感染拡大防止および顧客・従業員の健康と安全確保のため、発売開始日を2020年初夏に延期した。また、伊勢丹新宿店本館、NEWoMan新宿、JR ゲートタワー名古屋でのポップアップ店舗も延期となった

詳しくは資生堂HP https://corp.shiseido.com/jp/inquiry/news/detail.html?id=107 をご覧ください。

 「BAUM」の発売を通じ、本業のビューティービジネスそのもので人々が幸せになるサステナブルな社会の実現を目指す。

 国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた取り組みが世界中で強く奨励され、企業やブランドの社会的責任や環境配慮に対する姿勢を重視する消費者が増加する中、同社は「ビューティーイノベーションでよりよい世界を」という企業理念を掲げ、現在、100年先も持続的に輝き成長し続ける企業に向けて、社会課題の解決や環境負荷軽減などに取り組んでいる。

 新ブランド「BAUM」は、環境の変化にしなやかに調和しながら何百年も生き続ける「樹木の力」に着目。日本人が古来より大切にしてきた「自然との共生」という思想に根差し、樹木の恵みを余すところなく受け取ることで、樹木資源を未来につなぐサステナブルな社会の実現を目指していく。

 樹木の「貯水」「成長」「環境防御」の3つのはたらきに着目し、年齢や性別を問わず、すこやかな肌をサポート。全品ともパラベン、シリコーン、合成着色料を使用せず、90%以上を自然由来の素材から製造している。樹木由来の天然香料を中心に調合した香りが、森林浴のような心地よさと心身の調和をもたらす。



 商品パッケージには、アップサイクル木材を使用。木製家具メーカーのカリモク家具とのコラボレーションにより、商品のパッケージには家具の製造工程で発生した小さい木材を再生利用している。

 環境負荷の軽減を目指し、レフィル商品を積極的に配置。一部プラスチック容器にはバイオPET、ガラス容器にはリサイクルガラスを採用した。また、ショッピングバッグの無償配布を行わず、希望客にはオリジナルエコバッグを販売する。

 店舗は、樹木の恵みと出会う場所をコンセプトに設計しており、都会の喧騒にストレスを感じる日々の中で、しなやかに美しく生きる本能を感じ、ひと時の安息を得られる止まり木のような存在を目指している。

 実際に商品を手に取ってもらい、商品の香りで癒しを与えつつ、上質なくつろぎの時間・空間を提供することにより新たな体験価値の創出を目指す。
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