ナリス、ハイライト未使用者に使いやすいリキッド状を提案

粧業日報 2020年4月8日号 4ページ

ナリス、ハイライト未使用者に使いやすいリキッド状を提案
 ナリス化粧品は3月21日、うるおいケア成分を配合したリキッド状ハイライト「リキッドハイライター」(1200円)を発売し、立体感とうるおい感を両立した大人女性の肌づくりを提案する。

 同社が15歳~54歳女性2021名を対象に実施した「メーク品12アイテムの使用状況」に関する調査によると、使用アイテム数は年齢と反比例する傾向が見られた。

 中でも、「ハイライト」(全体平均21.3%)と「ノーズシャドウ」(同13.3%)は、他のメーク品に比べ、年齢が高まるにつれて使用率が低いことがわかった。

 「ハイライト」の使用率は、15~24歳が約35%に対し、40歳以上は約1割、「ノーズシャドウ」も15~24歳の約3割が使用しているのに対し、40代以上は約3%にとどまった。

 一方で、ファンデーション(同78.0%)は、34歳以下が6~7割台であるのに対し、35歳以上は8割以上と高かった。また、使用アイテムの中で「最も重要なアイテム」として、35歳以上の36%以上が「ファンデーション」と答えた。

 そこで同社は、大人女性をターゲットに、ファンデーションにプラスして立体感の肌をつくる「リキッドハイライター」を提案する。

 主流のパウダータイプではなく、伸びがよく肌にしっかり密着するリキッドタイプを採用し、メークの仕上げにTゾーンやCゾーンに使用して立体感のある表情を演出する。塗り重ねできるチップタイプなので、初心者でも使いやすいのも特徴だ。

 また、同社の調査ではメークデビューの若年化も明らかになった。

 40代は高校卒業年齢である18歳が最も多く3~4割を占め、18~20歳までの3年間で過半数以上がメークデビューを果たしたのに対し、39歳以下の世代は、中学卒業年齢の15歳で12~15%がメークデビューしていたことがわかった。

 メークデビュー時に使った全アイテムについては、40代以上で「ファンデーション」と「口紅」が3割以上を占めたのに対し、20代は3割以上を超えるアイテムがなく、デビュー当時から様々なアイテムを使用している。

 特に「口紅」と一緒に、「アイシャドウ」「アイライナー」といったアイメークアイテムを使う傾向にあった。

 15~24歳の間で「ほぼ毎日メークをする」女性は38.2%、「週4~5日以上」と合わせると6割を占めた。メークをする時は「友達と遊びに行く時」が最も多く55.1%を占め、その目的については「きれいに見せるため」(45.9%)に続き、「身だしなみ」(42.4%)がランクインした。そのほか、「学校へ行く時」は27.7%、「放課後」は9.2%だった。
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